勉強を頑張っているのに、なぜか続かない。
集中しようとしても、すぐに気が散ってしまう。
そんな悩みを持っている人は多いのではないでしょうか。
実は、勉強がうまくいかない理由は「努力不足」とは限りません。
自分の性格に合わない勉強法を選んでいる可能性もあります。
最近は、性格タイプを16種類に分類する「MBTI診断」がSNSなどで話題になっています。
この性格タイプは、物事の考え方だけでなく、学習スタイルにも影響すると考えられています。
この記事では、MBTIの16タイプを参考にしながら、
・タイプ別の勉強スタイル
・おすすめの学習方法
・自分に合う勉強法の見つけ方
をわかりやすく解説します。
目次
MBTIとは?|16タイプ性格診断の基本
MBTIとは、本来「Myers-Briggs Type Indicator」という心理検査を指します。
この検査は、イザベル・ブリッグス・マイヤーズとキャサリン・クック・ブリッグスによって開発されたもので、企業研修などでも使われています。
一方で、SNSなどでよく話題になるMBTIは、16Personalitiesなどのサイトで行う性格診断を指す場合が多いです。
これは正式な心理検査とは異なりますが、自己理解のヒントとして広く使われている性格タイプ分類です。
本記事では、「性格の傾向を知るための参考情報」として、この16タイプ分類を元に勉強スタイルを解説します。
MBTIの4つの性格指標
16タイプは、次の4つの指標の組み合わせで作られます。
外向(E) / 内向(I)
外向(E)
人と関わることでエネルギーが出るタイプ
内向(I)
一人の時間で集中しやすいタイプ
感覚(S) / 直感(N)
感覚(S)
具体的な情報や事実を重視
直感(N)
アイデアや概念を重視
思考(T) / 感情(F)
思考(T)
論理的に判断する
感情(F)
価値観や人の気持ちを重視
判断(J) / 知覚(P)
判断(J)
計画を立てるのが得意
知覚(P)
柔軟に行動するのが得意
MBTI16タイプ別おすすめ勉強法
ここからは、タイプごとの勉強スタイルの特徴とおすすめの学習方法を紹介します。
※あくまで傾向なので、必ず当てはまるわけではありません。その場合は、自分とは違うタイプの勉強法も参考にしてみてください。
INTJ・ENTJ(戦略型タイプ)
特徴
INTJとENTJは、全体像を見ながら物事を進める「戦略型」のタイプです。
目の前の作業だけを見るのではなく、長期的な目標から逆算して行動するのが得意という特徴があります。
例えば、
- 試験までに何を終わらせるべきか
- 今やっている勉強がどんな意味を持つのか
- 将来どんなスキルにつながるのか
といった「大きな流れ」を考えることができます。
また、感情よりも論理や合理性を重視する傾向があり、「なぜそうなるのか」を理解すると学習が進みやすいタイプです。
一人で集中して考える時間も大切にするため、静かな環境で深く考える勉強スタイルと相性が良いことが多いです。
おすすめ勉強法
①長期計画を作る
このタイプは、目標が明確になるほどモチベーションが上がります。
逆に、目標が見えないまま勉強すると「何のためにやっているのか分からない」と感じてしまい、集中しづらくなることがあります。
そのため、長期的な学習計画を立てることがとても重要です。
例えば次のような方法があります。
試験から逆算する学習計画
- 試験3週間前までに参考書を1周
- 試験2週間前から問題演習
- 試験1週間前は復習
このように、ゴールから逆算して計画を立てると勉強の見通しが立ちます。
週ごとの目標を作る
長期計画だけではなく、週ごとの小さな目標も設定すると効果的です。
例
- 今週は英単語を200個覚える
- 数学の問題集を20ページ進める
- 歴史の重要用語をまとめる
小さな達成を積み重ねることで、モチベーションも維持しやすくなります。
②理解重視の勉強
INTJ・ENTJタイプは、丸暗記よりも「仕組みの理解」を重視した方が学習効率が高くなることが多いです。
例えば数学の場合、公式を覚えるだけではなく、
- なぜその公式が成り立つのか
- どんな場面で使えるのか
を理解することが重要です。
歴史でも、出来事を単に暗記するより
- なぜその出来事が起きたのか
- その結果社会がどう変わったのか
といった背景を理解すると記憶に残りやすくなります。
このタイプは「知識を体系的に理解する」ことが得意なので、知識のつながりを意識して勉強することがポイントです。
INTP・ENTP(探究型タイプ)
特徴
INTPとENTPは、知的好奇心が強く、物事を深く考える「探究型」のタイプです。
このタイプは、
- なぜそうなるのか
- どういう仕組みなのか
といった疑問を持つことが多く、興味を持ったテーマについては驚くほど集中します。
ただし、興味が持てない内容だと集中が続きにくいこともあります。
そのため、学習に「面白さ」や「発見」を感じられるかどうかが重要になります。
おすすめ勉強法
①興味ベースの学習
このタイプは、理由や背景が理解できると集中力が高まります。
例えば、
- 「なぜこの公式が必要なのか」
- 「この歴史的事件はどんな意味があったのか」
などを調べながら勉強すると理解が深まります。
また、教科書だけでなく
- 解説動画
- 解説記事
- オンライン講義
などを使うと理解が広がることもあります。
②議論型学習
INTP・ENTPタイプは、他人と意見を交換することで理解が深まることがあります。
例えば、
- 友達と問題の解き方を説明し合う
- 勉強会をする
- 人に教える
といった方法です。
人に説明することで、自分の理解が整理されるため、知識が定着しやすくなります。
INFJ・ENFJ(洞察型タイプ)
特徴
INFJとENFJは、人の気持ちや価値観を大切にする「洞察型」のタイプです。
単に知識を覚えるだけではなく、その知識がどんな意味を持つのかを考える傾向があります。
例えば、
- この勉強は将来どんな役に立つのか
- 社会にどんな影響を与えるのか
- 誰かの役に立つ知識なのか
といった「意味」や「目的」を重視します。
また、人との関わりを大切にするタイプでもあるため、
自分の知識が誰かの役に立つと感じるとモチベーションが上がることが多いです。
さらに、このタイプは物事を深く理解する力があり、表面的な知識よりも本質的な理解を求める傾向があります。
そのため、ただ暗記する勉強よりも、意味を理解する学習方法が向いています。
おすすめ勉強法
①目的を明確にする
INFJ・ENFJタイプは、「なぜこの勉強をするのか」という理由がはっきりすると集中力が高まります。
逆に、目的が見えないまま勉強すると、「この勉強は何の役に立つのだろう」と感じてしまい、モチベーションが下がることがあります。
そのため、勉強を始めるときには目的を意識することが大切です。
例えば次のような方法があります。
将来の目標と結びつける
- 将来やりたい仕事
- 興味のある分野
- 社会で役立つ知識
といったテーマと勉強を結びつけると、学ぶ意味を感じやすくなります。
勉強の意義を考える
例えば歴史を勉強する場合、
- 社会がどのように変化してきたのか
- 過去の出来事から何を学べるのか
といった視点で考えると、ただの暗記ではなく「理解する学習」に変わります。
こうした方法を取り入れることで、学習への集中力が高まりやすくなります。
②人に説明する学習
INFJ・ENFJタイプは、人との関わりの中で理解が深まることが多いタイプです。
そのため、学んだことを人に説明する学習方法がとても効果的です。
例えば、
- 友達に勉強内容を説明する
- 勉強会で教え合う
- 家族に簡単に話してみる
といった方法があります。
人に説明するためには、自分が内容を理解していなければなりません。
そのため、「分かったつもり」の知識が整理され、理解が深まります。
また、人の役に立っていると感じることで、勉強のモチベーションも上がりやすくなります。
※INFJの勉強方法については、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
INFP・ENFP(創造型タイプ)
特徴
INFPとENFPは、自由な発想や創造力を持つ「創造型」のタイプです。
新しいアイデアを考えることが得意で、想像力が豊かな特徴があります。
一方で、興味を持てないことには集中しにくいこともあります。
そのため、「やらなければならない勉強」だけではモチベーションが続かない場合があります。
しかし、興味を持った分野に対しては非常に高い集中力を発揮することがあります。
そのため、学習に楽しさや興味を取り入れることが重要になります。
また、自由な環境を好む傾向があり、同じ場所や同じ方法での勉強が続くと飽きてしまうこともあります。
おすすめ勉強法
①楽しい学習
このタイプは、勉強を「作業」ではなく「興味のある活動」に変えると集中しやすくなります。
例えば、
- 動画教材を使う
- 勉強アプリを利用する
- クイズ形式の問題を解く
といった方法があります。
動画教材は視覚的な情報が多いため、理解しやすく、興味も持ちやすいです。
また、アプリを使った学習はゲーム感覚で進められるため、勉強への抵抗感が減ることもあります。
勉強に「楽しさ」を取り入れることが、このタイプにとって大きなポイントです。
②環境を変える
INFP・ENFPタイプは、同じ環境で勉強を続けると飽きてしまうことがあります。
そのため、勉強場所を変えることが集中力アップにつながる場合があります。
例えば、
- カフェで勉強する
- 図書館で勉強する
- 学校の自習室を利用する
など、場所を変えることで気分も変わり、集中しやすくなることがあります。
また、環境を変えることはリフレッシュにもつながるため、勉強へのモチベーションを保ちやすくなります。
ISTJ・ESTJ(実務型タイプ)
特徴
ISTJとESTJは、責任感が強く、真面目に努力できる「実務型」のタイプです。
計画的に物事を進めることができ、コツコツと努力を積み重ねる力があります。
また、ルールや決まりを守ることを大切にする傾向があり、
- 課題を期限までに終わらせる
- 決めた勉強時間を守る
といった行動を安定して続けられるのが強みです。
派手な勉強法よりも、地道な積み重ね型の学習と相性が良いことが多いです。
おすすめ勉強法
①ルーティン学習
このタイプは、毎日の生活の中に勉強を組み込むと習慣化しやすくなります。
つまり、「決まった時間に勉強する」というルーティンを作ることが効果的です。
例えば、
- 朝起きてから30分勉強する
- 学校から帰ったらまず宿題を終わらせる
- 夜寝る前に復習する
このように、毎日同じ時間に同じ行動をする習慣を作ると、勉強が自然に続くようになります。
人間は習慣化された行動を続けやすいので、意志の力に頼る必要が少なくなります。
②問題演習中心
ISTJ・ESTJタイプは、実際に手を動かして学ぶことで理解が深まることが多いです。
特に効果的なのは、
問題を解く → 間違いを確認する → 修正する
というサイクルです。
例えば、
- 問題集を解く
- 間違えた問題をチェックする
- 解説を読んで理解する
- もう一度解く
この流れを繰り返すことで、確実に知識が定着していきます。
地道に同じことを繰り返す力があるため、問題演習を中心にした勉強法と相性が良いタイプです。
ISFJ・ESFJ(サポート型タイプ)
特徴
ISFJとESFJは、人との関係や協力を大切にする「サポート型」のタイプです。
周囲の人を助けたり、役に立つことにやりがいを感じる傾向があります。
このタイプは、責任感が強く、与えられた役割をしっかり果たそうとする性格でもあります。
そのため、
- 宿題をきちんと終わらせる
- 課題を期限までに提出する
- 授業内容を丁寧に理解する
といった行動を安定して続けられる人も多いです。
また、人との関わりの中で学ぶことを好む傾向があり、一人で黙々と勉強するよりも、誰かと協力する環境の方がモチベーションが上がることがあります。
周囲の人の期待に応えようとする気持ちが強いため、「誰かのために頑張る」という意識が勉強の大きな原動力になることもあります。
おすすめ勉強法
①協力型学習
ISFJ・ESFJタイプは、人と関わることで学習意欲が高まることがあります。
例えば、
- 友達と一緒に勉強する
- 勉強会を開く
- 分からない問題を教え合う
といった方法です。
一緒に勉強することで、「頑張ろう」という気持ちが生まれたり、分からない部分をすぐに質問できたりします。
また、人に説明することで自分の理解も整理されるため、知識が定着しやすくなります。
②復習中心の学習
このタイプは、丁寧に学習を積み重ねることが得意です。
そのため、復習を重視した勉強法と相性が良いことが多いです。
例えば、
- 授業の後にノートを見直す
- その日に習った内容をもう一度確認する
- 重要ポイントをまとめ直す
といった方法があります。
新しい内容をどんどん進めるよりも、一度学んだ内容を確実に理解することを意識すると、安定して成績を伸ばしやすくなります。
コツコツと復習を積み重ねることが、このタイプの強みを活かすポイントです。
ISTP・ESTP(実践型タイプ)
特徴
ISTPとESTPは行動力があり、問題を解いたり実践しながら理解を深める「実践型」のタイプです。
このタイプは、
- 理論だけの説明
- 長い講義
- 抽象的な話
よりも、実際にやってみる経験から理解することが多いです。
また、柔軟な発想を持っている人も多く、問題に対して自分なりの解き方を見つけることを楽しめる傾向があります。
一方で、同じ作業を長時間続けることや、単調な暗記作業は苦手に感じることもあります。
そのため、変化のある勉強方法や実践的な学習を取り入れることが重要になります。
おすすめ勉強法
①実践型学習
ISTP・ESTPタイプは、知識を実際に使うことで理解が深まりやすいです。
例えば、
- 問題集をどんどん解く
- 過去問を解く
- 実践問題に挑戦する
といった方法です。
教科書を読むだけではなく、実際に問題を解いてみることで、
- 自分が理解している部分
- まだ理解できていない部分
がはっきりします。
この「試す → 修正する」というサイクルを繰り返すことで、知識がより確実に身につきます。
②短いサイクルで勉強する
このタイプは、長時間同じことを続けるよりも、短い時間で区切りながら勉強する方が集中しやすいことがあります。
例えば、
- 20〜30分勉強する
- 5分休憩する
- 別の科目に切り替える
といった方法です。
また、
- 問題演習
- 動画解説
- ノート整理
のように勉強内容に変化をつけると、集中力を保ちやすくなります。
このタイプは行動力があるため、考えるだけでなく「とりあえずやってみる」姿勢が学習の大きな強みになります。
ISFP・ESFP(体験型タイプ)
特徴
ISFPとESFPは、経験や感覚を通して理解する「体験型」のタイプです。
このタイプは、
- 実際にやってみる
- 手を動かす
- 経験から学ぶ
といった学習スタイルと相性が良い傾向があります。
一方で、長時間机に座って勉強することは苦手な場合があります。
そのため、短時間で集中する学習方法を取り入れると効率が上がることが多いです。
また、このタイプは好奇心が強く、新しいことに挑戦することが好きな人も多いです。
そのため、実践的な学習を取り入れると勉強が続きやすくなります。
おすすめ勉強法
①短時間集中
ISFP・ESFPタイプは、長時間の勉強よりも短い時間で集中する学習が向いていることが多いです。
その代表的な方法が、25分集中 → 5分休憩というサイクルで勉強する方法です。
これは一般的に「ポモドーロ・テクニック」と呼ばれる学習方法で、短時間の集中を繰り返すことで効率的に勉強できます。
例えば、
- 25分間集中して勉強する
- 5分休憩する
- 再び25分勉強する
という流れです。
この方法なら、長時間の勉強が苦手な人でも集中しやすくなります。
②問題演習
このタイプは、読むだけの勉強よりも手を動かす学習の方が理解しやすいことが多いです。
例えば、
- 問題集を解く
- ノートにまとめる
- 計算問題を繰り返す
といった方法です。
実際に問題を解くことで、「知識を使う経験」が増えます。
この経験が理解を深め、記憶にも残りやすくなります。
そのため、教科書を読むだけではなく、問題演習を中心にした勉強方法を取り入れると効果的です。
自分に合う勉強法を見つけるコツ
性格タイプは、あくまで勉強法を考えるためのヒントです。
最終的に大切なのは、自分に合った方法を見つけることです。
ここでは、そのためのポイントを紹介します。
①勉強法を固定しない
多くの人は「正しい勉強法」を探そうとします。
しかし実際には、すべての人に合う勉強法は存在しません。
ある人にとって効果的な方法が、別の人には合わないこともあります。
そのため、
- 暗記中心の勉強
- 理解中心の勉強
- 問題演習中心の勉強
など、さまざまな方法を試してみることが大切です。
②勉強環境を変える
集中できないときは、勉強方法だけでなく環境を変えることも効果があります。
例えば、
- 家では集中できない → 図書館に行く
- 夜は疲れる → 朝に勉強する
- 教科書が難しい → 動画教材を使う
といった小さな変化でも、集中力が大きく変わることがあります。
③興味を活用する
勉強を続けるために最も重要なのは、興味や関心を持つことです。
例えば、
- 将来の夢につながる知識
- 好きな分野の勉強
- 身近な出来事と関係する内容
こうしたテーマと結びつけると、勉強のモチベーションが上がります。
「なぜ学ぶのか」「どこが面白いのか」を考えることが、勉強を続ける大きな力になります。
まとめ
勉強が続かないとき、多くの人は「自分の努力が足りない」と考えてしまいます。
しかし実際には、勉強法が自分に合っていないだけのこともあります。
性格によって
- 集中しやすい環境
- 理解しやすい方法
- モチベーションの作り方
は大きく変わります。
その自分に合う勉強スタイルを見つけるきっかけの一つとして、16タイプの診断結果が参考になります。
もしまだ自分のタイプが分からない場合は、MBTIの簡易診断を試してみてください。
自分の性格の傾向を知ることで、
「なぜこの勉強法が合わないのか」
「どんな環境なら集中できるのか」
といったヒントが見えてくることがあります。
ただし、MBTIはあくまで性格の傾向を分類したものなので、すべての人が完全に当てはまるわけではありません。
そのため、この記事の勉強法も「絶対に合う方法」というより、
自分に合う勉強スタイルを見つけるヒントとして活用することが大切です。
ぜひこの記事を参考にしながら、自分に合う勉強スタイルを探してみてください。
