「通信制大学に向いている人ってどんな人なんだろう?」
通信制大学への入学を考えていると、こんな疑問を抱く方も多いのではないでしょうか?
ネットで向いている人について調べると、
- 自己管理ができる人
- コツコツ勉強を続けられる人
- 計画的に行動できる人
といった特徴をよく見かけます。
私は通信制大学に入学するまで、一人で勉強するのは嫌いではないし、本を読むのも好きだったので、なんとなく「向いている方かも」と思っていました。
ですが、実際に入学してみると、ネットでよく見かける「向いている人」の特徴と、現実には少し違いがあるように感じました。
もちろん、自己管理や継続力は大切です。
でも、それ以上に大切だと思ったこともあります。
この記事では、通信制大学で後悔した経験がある私が、実際に学んでみて感じた「向いている人・向いていない人」の特徴をお伝えします。
なお、この記事は「あなたは向いている・向いていない」と判定するための記事ではありません。
通信制大学での学びを続けるうえで本当に大切なことを、一緒に考えるきっかけになれば嬉しいです。
👇私が通信制大学で後悔した具体的なポイントはこちらの記事でまとめているので、よければ合わせてご覧ください!
通信制大学に入る前は、向いていると思っていた
私は通信制大学の入学前、
- 一人で勉強するのが嫌いではない
- 本を読むのが好き
- 学校よりも自宅で過ごす方が楽
というタイプでした。
通信制大学は、スクーリング以外で通学する機会はほとんどないし、一人で勉強を進めるスタイルなため、私に合っていると思っていました。
実際、入学後もその認識にギャップはなく、概ね満足しています。
しかし、最初こそ自分で色々調べたりして頑張れていたものの、長くは続きませんでした。
自己分析が十分ではなかったことや、事前の見通しが甘かったゆえのつまずきで、壁にぶつかることになります。
この経験から、なんとなく自分が通信制大学に向いていると思えても、継続して頑張れるかはまた別なんだなという実感をしたので、次からの項目を読んで、本当に自分が通信制大学で頑張れるかの判断の参考にしてください。
通信制大学に向いている人の特徴
実際に通信制大学に通ってみて、こういう人なら続けられるだろうと思えた、向いている人の特徴を紹介します。
もし今は当てはまらなかったとしても、自分の意志や工夫次第で乗り越えられる可能性もあるので、今後の参考として頭の片隅に置いておく程度で大丈夫です。
①勉強が止まっても再開できる人
まず一番は、途中でサボってしまっても、勉強を再開できる人です。
通信制大学では自主的な勉強行動が求められます。
もちろん、多少のサポートはありますし、直接職員さんに相談できる機会もありますが、それを気楽に利用できるかは人によります。
また、履修登録や卒業するまでの単位の取得計画、レポートの書き方など、自分で調べる範囲が多いです。
普通の大学生も、そのあたりはあまり変わらないかもしれませんが、通学生と違って、わからないことを友人や先輩に気軽に聞いたり、先生から随時お知らせしてもらうことができません。
そういう環境だと、想像よりうまく進められなくてメンタルに負担がかかり、挫折しやすくなってしまいます。
私も、調べることや把握しなくてはいけないことが多かったことで、何度も挫折して勉強をサボってしまうことがありました。
そこで大事なのが、たとえ一時勉強に手が付かなくなってしまっても、また再開できる力です。
通信制大学は、大学にもよりますが、基本的には在学できる年数が普通の4年制大学の倍(約8~10年)はあります。
この長い在学可能年数のおかげで、卒業したい期間の限度がないのであれば、少しサボってしまっても大丈夫な余地があるのです。
だから、今の自分に卒業するまで継続して頑張り続ける自信がなかったとしても、卒業したいという目標を持ち続けることができるなら、挫折しても戻ってこられる可能性があるので、自分はどうなのか考えてみてください。
また、一般の大学と同様に、休学というシステムもあるので、都合でどうしてもという場合はそういう物理的な手段もアリです。
②勉強が好きな人より「学ぶ理由」がある人
次は、通信制大学で学ぶ理由がある人です。
一般的に、通信制大学を選ぶ人には普通の大学だとなにかしら不都合がある、という理由があると思います。
私が通信制を選んだのも、当時病気で受験を乗り越える体力や気力がなかったことが関係しています。
そういう理由の中に、わざわざ通信制大学を選んでまで、学びたいほどの理由があるのかどうか、というのを考えてみてほしいと思います。
少なくとも、なんとなく楽そうだからとか、とりあえず大学に入っておきたいから、といった理由ならば、経験上この進路は避けたほうがいいでしょう。
①でも書いたように、通信制大学は決して楽な道ではありません。
だからこそ、たとえ途中で挫けたとしても、「いや、やめたくはない」と思って戻ってこられるような理由が必要です。
例えば、
- 大卒という学歴が欲しい
- 資格を取得したい
- 転職につなげたい
- この分野を専門的に学びたい
などです。
どんな理由でも、通信制大学で学びたい理由として強いものを持っているなら、あなたは向いていると言えます。
③完璧主義より行動できる人
完璧主義で手が進まなくなってしまう人より、とりあえず手を動かして、行動できる人は通信制大学に向いています。
というのも、どうしても一人で学習を進めることになるので、途中で何度も不安になるんですよね。
レポートの書き方は合ってるのか、課題の内容はこれで問題ないか、提出の仕方は……などなど、疑問が尽きません。
そういうときに、「間違ってたら何かフィードバックがあるから大丈夫だろう」と思って、とりあえずやってみることが大事です。
私は完璧主義なところがあったので、できれば課題は一度で合格したいし、見当違いなことをして注意されるのも嫌だな、と思っていました。
ですが、そうやって何も間違いがないように慎重に進めていると、全然課題が進まないんですよね。
在学可能年数が長いとはいえ、学費はその分かかりますし、できるだけ早く卒業したいと思う人がほとんどでしょう。
慎重になって単位取得が大幅に遅れるくらいなら、だめかもしれないけれどとりあえずやってみて、たくさん経験を積む、というスタンスでいることが大事です。
通信制大学に向いていない人の特徴
ここからは、通信制大学だと苦労するかもしれない人の特徴を紹介します。
向いている人の特徴と同じで、事前の心構えの参考として知っておくといいと思います。
①誰かに勉強を管理してほしい人
まず、自分で勉強計画を立てることが苦手な人や、一人だと勉強が進まない人は早めに壁にぶつかります。
私は、計画を立てること自体はそこまで苦ではないんですが、計画通りに勉強を進めるのは苦手で、誰にも見られていないと思うとサボりやすくなるタイプです。
だから今も含めて、思う通りにいかないことが多くてよく苦労しています。
学校に通学していれば、課題を提出しないことで失う信用を気にしたり、周りの生徒と比較してやる気を出す機会などにも自然と恵まれるものですが、通信制だとそういうきっかけには期待ができません。
学習のカリキュラムは自分で組まないといけないため、卒業するまでのロードマップを考えたり、一回のテストで受けられる科目数から、どの科目を優先的に勉強するのかも考えるなど、考えることは山積みです。
そのため、自分の力で判断・決断・予測することが苦手だと、一人で乗り越えるのはなかなか大変です。
無理そうだったら、早めに学校の履修相談などを利用したり、先達の体験談、または協力してくれる家族や友人を頼るという手段を考える必要があります。
②入学したらなんとかなると思っている人
「大変なこともあるかもしれないけど、まあ入ってみたらなんとかなるでしょ」
と気楽に構えている人も危ないと思います。
これまでの話にもつながりますが、通信制大学は決して簡単に卒業できる学校ではありません。
自分で一から計画したり、調べたりすることがストレスになりやすい人には、むしろ難関です。
私は、どちらかというと自分である程度頑張れる自信があったんですが、それでも挫折しがちでした。
学習に必要な様々な資料は、内容が分かりにくかったり、逆に説明が簡易的で細かいところがよくわからなかったり…ということもあって、疲れることが多かったんですよね。
通信制大学は入学手続きが簡単だし、学費も普通の大学に比べたら安いので通いやすくは感じますが、実際に卒業しようと思ったら結構しっかり頑張らないといけません。
だから、とりあえず大学生という身分が欲しいとか、卒業できるかどうかはそこまで気にしない、という人ならともかく、ちゃんと勉強して卒業もしたいと考えているなら、今のうちに入学後の苦労も視野に入れておいた方がいいでしょう。
③理想の大学生活を期待している人
大学生活に憧れを持っている人もあまり向いていないんじゃないかな、と思います。
大学の校舎が近くにある人なら、大学図書館を利用したり、テストの際に構内を利用できたりと、大学生気分を味わえるかもしれませんが、校舎が遠くて基本は家、図書館もテストを受けるのも近所のみ、という環境だと、自分の中でも大学生感が薄くなります。
実際私も、大学の校舎に行くことはめったになく、基本いつもの生活の行動範囲内で収まっています。
たまに学生同士や教授を交えての交流会とかもあるんですが、場所が遠かったり、個人的な苦手意識からも参加しないので、学生気分は特に味わえずに過ごしています。
積極的に人と交流できる人や、大学生感に特に期待をしていない人はあまり気にならないでしょうが、消極的なタイプの人や、大学生っぽさを味わいたい人には物足りない学生生活になってしまうと思います。
私自身は向いている人だったのか
ここまでで、実際に通信制大学に入学してみて感じた、向いている人と向いていない人の特徴を紹介しましたが、私自身はどうだったのか、という話も余談としてお話します。
特徴の説明の中でもそれぞれ少しずつ触れましたが、向いているところと向いていないところがそれぞれ半々くらいだな、という認識をしています。
というのも、一人で好きに勉強して、計画を立てて、通学する機会も最低限、という環境自体はとても気に入っているのですが、プレッシャーがかからないからサボりやすい、説明や理解が不十分だと不安になる、という部分においては向いていないと思っているからです。
計画を立てられても、それを完遂できるかは別だし、初めてで慣れていない作業が多いとそれだけで疲れる、という状況はそれなりにストレスなので、結果的には微妙だったかなという感じです。
ただ、大学入学前の私の状態を考えたら悪くない選択肢だったと思いますし、今も苦労はそれなりにあるとはいえ、良かったところもあるので、入学したこと自体を後悔するほどではありません。
まとめ|向いていないと思っている人でも卒業は目指せる
ここまで話して私が最終的に伝えたいことは、あなたがたとえ今回紹介した通信制大学に「向いていない人」に当てはまっていたとしても、やっていけないわけではない、ということです。
確かに気楽な気持ちで入ったら後悔することもあるでしょうが、工夫次第では続けることは不可能ではないと思います。
実際に私も、向いてないかもと思いながら、卒業を目指してなんとか続けられているからです。
入学前の考えが少し甘かったなと思う私でも失敗しながらどうにかなっているので、この記事を読んで事前に心構えができたあなたなら、きっと私よりも卒業できる可能性が高くなるでしょう。
周りに似た境遇の人がいなければ不安になることもあると思いますが、私も同じく奮闘している人間なので、通信制大学への入学を考えている・決めている方は、今回の記事を参考に、ぜひ一緒に通信制大学の生活を乗り越えられるよう頑張りましょう!

